海外研修
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海外ならではの多様なプログラムにより、グローバルな人材育成をめざします

海外醫療研修(アメリカ?コロラド州デンバー市)

福岡醫療技術學部の海外醫療研修は、現地でのセミナーや施設訪問を通して、日米の醫療保険制度の違いを學んだり、さまざまなレクリエーション活動を通してアメリカの文化を體験する質?量ともにバラエティ-に富んだプログラムです。

研修概要

2019年度 海外醫療研修(アメリカ?コロラド州デンバー市)

【研修期間】9日間 2019年8月31日(土)~9月8日(日)
【參加人數】學生30人、引率者3人、計33人

8月31日(土) 福岡空港出発→羽田空港到著→成田空港出発→デンバー國際空港到著→オリエンテーション?
ウェルカムBBQ
9月1日(日) <午前>スカベンジャー?ハンティング
<午後>MLB観戦/ダウンタウン散策
9月2日(月) <午前>神々の庭公園散策
U.S.オリンピック&パラリンピック?トレーニング?センター見學
<午後>アウトレット?ショッピング
9月3日(火) <午前>パーカー?アドベンチスト病院(講演1/講演2/病院見學)
<午後>クレイグ病院(Adele氏による病院の説明/病院內見學)
9月4日(水) レジス大學訪問
<午前>ウェルカム?セミナー by Dr. Ira Gorman, PT, Ph.D. (Assistant Dean)
実習參加 PT/RT: ドライ?ニードリング実習
OT: PDMS-2(微細運動評価)実習→PT/RTに合流
NS: 滅菌グローブ著脫?抜糸&抜鈎実習
<午後>特別解剖學実習:背中の外部筋肉
キャンパス?ツアー by Dr. Ira Gorman
9月5日(木) <午前>ロッキー?マウンテン乗馬クルーズ
<午後>YMCAスノー?マウンテン?ランチ山荘にて自炊、キャンプ?ファイヤー
9月6日(金) <午前>ロッキー?マウンテン國立公園 ハイキング
<午後>フェアウェル?ディナー/研修修了式
9月7日(土) デンバー國際空港出発
9月8日(日) 成田空港到著→羽田空港出発→福岡空港到著

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主な研修內容

【3日目】U.S.オリンピック&パラリンピック?トレーニング?センター(U.S. Olympic & Paralympic Training Center)見學

アメリカでは、毎年9月の第1月曜日はLabor Dayで祝日のため休業の施設が多く、この日に訪問できた唯一の施設が、コロラド州中南部の都市コロラド?スプリングス(Colorado Springs)にあるU.S.オリンピック&パラリンピック?トレーニング?センター(OPTC)でした。アメリカのアマチュア?トップ?アスリートたちが各種トレーニングを行えるスポーツ施設ですが、國家予算ではなく、全て民間企業による寄付や市の支援によって運営されています。低酸素トレーニングなどさまざまなトレーニングを行える施設のほか、理學療法士、生理學者、栄養士、心理學者などスポーツ醫療に攜わる専門家がこの施設で働き、あらゆる面で多くのアスリートをサポートしています。
2020年の東京オリンピックに向けて選手選抜の試合が行われる時期であったため、アスリートがトレーニングをしている姿を見ることは葉いませんでしたが、施設の職員の説明を受けながら、高地トレーニング室やティーチング?キッチン、體育館、射撃練習場、ボクシング練習場、スイミング?プールなど各種トレーニング?ルームを見學することができました。はじめは遠慮がちだった學生でしたが、次第にスポーツ醫療や各種スポーツにおける文化的背景の相違などについても質問が出るようになり、予定時間を超過してしまうほど盛りあがりを見せました。最後に、選手たちの栄養管理を擔っているアスリート?ダイニング?ホールで晝食をとり、そこでも懸命にコミュニケーションを取ろうとする學生の姿がみられました。

【4日目】パーカー?アドベンチスト病院(Parker Adventist Hospital)訪問

(1)講演1「米國におけるヘルスケアシステムと多職種連攜ケア」朝倉由紀氏(看護學博士、がん認定看護師、緩和ケアコンサルタント、ナースサイエンティスト)

パーカー?アドベンチスト病院の緩和ケアコンサルタントであり、日米で幅広く活躍している朝倉由紀氏に、「米國におけるヘルスケアシステムと多職種連攜ケア」について講演を行っていただきました。日米の健康保険制度の違いや、アメリカにおける醫療従事者教育、肥満學(Bariatrics)に基づくヘルスケアのあり方、言語バリアの問題、さまざまなケア施設、シェアド?ディシジョン?メイキング(Shared Decision Making)やケア?ゴール?ディスカッション(Care Goal Discussion)についてなどさまざまな観點について、わかりやすくお話ししていただきました。特に、肥満の患者さんに合わせた醫療機器の変化や、アメリカにおける言語バリア問題の解決方法、ケア?ゴール?ディスカッションと認知癥の問題などは朝倉氏自身の経験を交えつつお話しいただき、考えさせられるものがありました。また朝倉氏の渡米の経緯など學生の素樸な質問にも気軽に答えていただき、學生にとって刺激的かつ興味深い時間となりました。

(2)講演2「チャプレン(Chaplain)という仕事」エドレイ?サントス氏(同病院主任チャプレン)

朝倉氏の講演後、パーカー?アドベンチスト病院主任チャプレンであるエドレイ?サントス(Edrey Santos)氏に「チャプレンという仕事」について講演を行っていただきました。サントス氏は、チャプレンという仕事を、全人的醫療(holistic medicine)という考え方に基づいた心のケア?ワーカー(Spiritual Care Worker)であると説明し、その仕事內容やチャプレンになるための教育課程について話されました。最初にアニメ映畫「カールじいさんの空飛ぶ家」の冒頭を見せ、言語や文化背景の違う日本人學生でもわかるような工夫がされており、チャプレンのサポート対象が患者さんだけでなく看護師や醫療スタッフを含むこと、あらゆる宗教の人びとと偏見なく話ができなければならないことなど、難しい內容を丁寧にそして具體的に話されました。それに対する學生からの質問も、自らが実習の中で感じた問題點に関する事柄であり、醫療従事者として働く學生の將來に非常に役立つ話でした。

(3)病院見學

講演後、學生たちは3つのグループに分かれて病院見學を行いました。パーカー?アドベンチスト病院は、Centura Healthグループが運営する病院の1つであり、レベルII外傷センターがある急性期病院です。まず心臓カテーテル術室を訪ねました。カテーテルやバルーン、ステント、ペースメーカーなどの醫療器具を手にし、治療の方法や実際の動畫を見せてもらいました。がんセンターでは、放射線治療に使う機器を見せてもらい、がん治療におけるセラピストたちとの連攜內容や、ナース?ナビゲーターの仕事、サバイバーシップ(Survivorship)についてなどの説明を受けました。リハビリテーション?ルームや薬剤室のほか、家族も宿泊可能な個室である病室も見學でき、日本との共通點や相違點を確認できる充実した施設見學でした。

【4日目】クレイグ病院(Craig Hospital)訪問

クレイグ病院は、US News & World Reportで30年連続全米トップ10に入っているリハビリテーション病院であり、脊髄損傷と外傷性脳障がいを専門としています。まずは、アデル?スタルダー(Adele Stalder)氏より、病院の歴史、施設概要、職員の職種、病院內のリハビリテーションの特徴について説明を受けました。その後、スタルダー氏とキャンディー?テファティラー(Candy Tefertiller)氏のガイドのもと、2グループに分かれて施設見學を行いました。まず、エンジニア部門となる車椅子クリニック、リハビリテーション?エンジニアを訪れ、いかに患者さんのニーズに合わせて車椅子がカスタマイズされているかを知り、學生たちは驚きの表情を浮かべました。その後、PEAKセンター(Performance, Exercise, Attitude, Knowledge)を見學しました。大きなリハビリテーション?マシンやプールなどの設備があるエクササイズ?センター、さまざまな障害物を車椅子で行ける屋外のトレー二ング?パーク、車や飛行機の移乗トレーニング?ルーム、車椅子に乗った狀態でベビーカーを押すなど子育てを想定した練習ができるトレーニング?ルームやレクリエーション?エリアなどを見學して回り、施設?設備の充実ぶりに學生たちは圧倒された様子でした。この施設は近くのコミュニティーから訪れるボランティアも受け入れており、施設利用者やその家族、病院のスタッフとボランティアみんなが連攜し、お互いが家族の一員のようにかかわり、「リハビリテーションを楽しく」をモットーとしており、學生たちはそれを施設利用者の積極的な姿勢と笑顔から感じとっていました。日本との違いを知ることで、自分たちの將來についていろいろと考えることができた刺激的な施設訪問でした。

【5日目】レジス大學(Regis University)訪問

理學療法學科のレインキング學科長(Mark F. Reinking, PT, Ph.D., SCS, ATC)とゴーマン副學科長(Ira Gorman, PT, Ph.D.)からのお出迎えを受け、まずはホルム準教授兼OTプログラム?コーディネーター(Suzanne Holm, OTD, OTR, BCPR)から、レジス大學とクレイトン大學のパートナーシップによるOTD遠隔ハイブリッド?プログラムの現在の狀況と今後についての説明がありました。その後、ゴーマン副學科長によるウェルカム?プレゼンテーション「アメリカにおける理學療法教育(PT Education in USA)」を行っていただき、理學療法の歴史と教育システム、アメリカ理學療法士協會が掲げるVision 2020についての話があり、レジス大學の理學療法について紹介していただきました。その後、(1)理學療法學科(PT)/診療放射線學科(RT)班、(2)作業療法學科(OT)班、(3)看護學科(NS)班の3つに分かれ、それぞれの実習に參加しました。

(1)理學療法學科(PT)/診療放射線學科(RT)班:ドライ?ニードリング実習

ドライ?ニードリングという手技は、針(Needle)を用いており、鍼治療(Acupuncture)に似ています。鍼治療は鍼灸師が従事し、東洋醫學を由來とした技術體系を用いますが、ドライ?ニードリングは西洋醫學に基づいており、筋のトリガーポイントを正確に觸察し、その上で針を刺入します。ペンネル?ノエル(Patty Pennell-Noel, PT, ScD.)氏の講義では、スライド資料で筋の解剖を中心に説明があり、ニードリングのテクニックに加えて、觸察の技術が重要とされている印象でした。レジス大學院生は習熟度に応じてクラス分けされており、クラス1と呼ばれる習熟度が高い學生の指導のもと、本學學生もニードリングを體験しました。針を刺入されるのもするのも、ほぼすべての學生が初めてであり、當初は戸惑いながらでしたが、レジス大學院生の指導を受けて行うことができました。日本にはない技術であることから、本海外研修ならではといえる貴重な體験の1つとなりました。同時に、ニードリングに必要な體表から筋を觸察する技術が本學福岡醫療技術學部理學療法學科1年次に徹底的に行われていることが、學生たちの自信に繋がったと思います。

(2)作業療法學科(OT)班:PDMS-2(微細運動評価)の授業?実習

作業療法學科の學生はホルム準教授の指導のもと、出生直後から5歳児までの成長過程のさまざまな姿勢反射、粗大運動能力、微細運動能力の評価であるPDMS-2(Peabody Developmental Motor Scales, Second Edition)の學修授業に參加しました。その後、6人ずつのグループに分かれ、メンバーそれぞれが子ども役をし、他のメンバーが対象者を評価するグループワークを実施しました。雰囲気が良く、通訳がなくても場に馴染むことができました。學生からは講義形式よりグループワークの方が學修効果が高いとの指摘があり、またグループ內では常に質問が飛び交い、全體でも話し合いが活発に行われ、その積極性から學ぶものが多い時間となりました。

(3)看護學科(NS)班:滅菌グローブの著脫の仕方、抜糸と&抜鈎

フラー準教授(Sherry Fuller, DNP, MSN, RN, FNP-C)に案內され、看護學科の學生2人が、學部3年生の実習に參加しました。本學からは2人だけだったこと、皆に注目されて教室に入ったことで、はじめは非常に緊張していた様子でした。実習はまず滅菌グローブの著脫についての説明があり、その後実際に學生がきちんとできているかどうか、グループごとに1人ずつ確認テストを行っていきました。確認テストは、學生が口頭で自らの行動を解説し、また質問者の問いに答えながら行われるスタイルで、日本との違いに戸惑っていたようでしたが、すでに學修していたことであったため、次第に落ち著いて行えるようになりました。
次にフェイク?アームを使って抜糸や抜鈎の練習を行いました。學生にとっては初めての経験であり、指導員に器具の持ち方や使い方など丁寧に指導してもらい、良い経験となりました。日本とアメリカの死亡原因トップ3の違いやアメリカの刑務所での看護経験、病院の種類の違いなどの話もでき、學生にとっては良い刺激になったようでした。

(4)午後:解剖學実習

晝食はピザランチをとりながらレジス大學の學生たちと交流を行いました。靴の持ち主探しゲームでグループを作り、英語が苦手な學生はジェスチャーを用いたり、スマートフォンを用いたりと工夫しながらコミュニケーションをとり、短い時間ではありましたが楽しく交流できたようでした。
その後は、バーンズ準教授(Clifford L. Barnes, Ph.D.)に案內され解剖學の実習に參加しました。レジス大學の醫學生たちとともに、背中の外部筋肉を確かめながら、実際にメスを手にし、組織の剝離等を経験させてもらいました。脳や脊髄、心臓などを手でとって確認する學生もおり、大変貴重な経験となりました。
解剖実習後、ゴーマン副學科長にキャンパス?ツアーを行っていただき、終了となりました。

【6日目】ロッキー?マウンテン國立公園 乗馬?自炊

午前中に山荘で自炊する夕食の買い出し、午後に乗馬クルーズの予定でしたが、午後から天候が荒れることが予想されたため、急遽午前と午後のスケジュールを入れ替えて実施しました。朝7時にホテルをチェックアウトし、チャーターバスに乗ってロッキー?マウンテン國立公園をめざしました。途中、トイレ休憩にバーサッド?パス(Berthoud Pass)に立ち寄り、アメリカの壯大な自然の景観美を堪能し、グランビーのハイ?カントリー?トレイル(High Country Trails)に到著後、2つのグループに分かれ、約1時間ずつ乗馬を楽しみました。
その後、グランビーで晝食をとり、約1時間、夕食および朝食の買い出しを行いました。YMCSスノー?マウンテン?ランチ(Snow Mountain Ranch)山荘にチェックインし、自炊を開始しました。メニューは、カレー、グラタン、トマト煮込みスープ、餃子、サラダ、野菜炒め、おにぎり、キングサーモンBBQ、豚肉の生姜焼きなど豪華なものとなりました。途中失敗もありながら、學生同士、楽しい夕食の時間を過ごしました。

【7日目】ロッキー?マウンテン國立公園ハイキングと研修修了式

最終日は、ロッキー?マウンテン國立公園の頂上付近(標高3,595m)にあるアルパイン?ビジター?センター(Alpine Visitor Center)までチャーターバスで向かい、約6.4kmの下りハイキングコースであるユート族のトレイル(Ute Trail)をミルナー?パス(Milner Pass)まで歩きました。ここは1つのハイキングコースで3種類の生態環境を通ることができる場所で、ほとんど樹木のない高地ツンドラ?エリアから、松の木が茂る森林地帯、そしてモレーンと呼ばれ氷河が谷を削り堆積物でできたエリアであるパウダー湖(Poudre Lake)周辺へと抜けます。ツンドラ?エリアでは、マーモットやピグミーの姿が見られ、ハイキング途中には、美しい湖や雪解け水が流れる場所があり、休憩しながら約2時間半かけて目的地であるミルナー?パスに辿り著きました。ミルナー?パスからは再びバスに乗ってアルパイン?ビジター?センターに戻り、晝食?自由行動後、バスでデンバー市內のホテルへと向かいました。
夜は、レストラン(Jax Fish House & Oyster Bar)にてフェアウェル?ディナーを行いました。最後のスピーチは學科ごとに1人ずつ前に出て、研修についての思いをスピーチしました。現地コーディネーターからの勵ましの言葉もいただき、その後、1人ずつに研修修了証書の授與を行い、研修は終了しました。

研修の様子

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研修の様子02
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研修の様子05
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研修の様子08

報告レポート

海外研修報告書(2019年度)

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